ep1 りくがおうちにやってきた。
こんにちは。knocker JPNの寺田空です。
今日から僕と村上大陸が代表するknocker JPNとは一体何なのか、どのようにして発足したのか、ちょびちょび書いていこうと思います。
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話は4ヶ月前に遡ります。
1月末。正月ボケしていたはずの大学生が突然勉学への情熱が爆発して(学年末試験に追われて)ヒーヒー言いながらマックや図書館にこもる、1月末。
大陸から電話がかかってきたその日も、僕は一文学部生として、古代ギリシャ演劇の変遷図を頭に叩き込もうと必死になっていました。
『もしもしー』
『デュオニソスたん=神!!』
『おい空どうした』
『あ、りくか、もしもし』
『明日東京行くからさ、泊まってもいいか?』
『ええよ』
『じゃあ、また』
『はーい(ブチッ)』
さて、オイディプスたんの悲劇をもう一度おさらいしようかな...(iphoneパタン)
......え?
りくお前、テストはどうした? ってか君東北大学だよね?仙台だよね?世田谷区までどうやって来んの?
そして翌日の夜。
バックパックを背負ってりくがおうちにやってきました。
↓りく
久しぶりに会って、しばし歓談。しばし飯。
「大学どーよ」
「行ってない。空は」
「行ってるも何も、テスト期間だぜ、毎日図書館こもってるわ」
「ふーん。ああヒッチハイク楽しかったなぁ...なぁ空、話がある。」
「ひっちはいく!?!?」
「まぁちょっと聞いてくれ。ヤベェ奴がいてな...」
それから彼はある起業家の話を始めました。その人の名は花房孟胤。
花房氏は東京大学在学中にmanaveeというNPO法人を立ち上げ、全国の大学受験生が無料の講義を受けることができるwebサイトを作った、いわば天才。
偽善者面の予備校をぶっ潰したいというかなり飛んだパッションの持ち主です。
キラキラ目を輝かせて熱弁するりくの話を半分も聞かないうちに、僕は彼が何を言いたいのかがわかりました。
「...なぁヤベェだろ。ってことで、明日、花房さんと会ってくるわ」
「おk,,,えっ会えるの?」
ひとしきりしゃべって疲れたのか、その日は二人ともすぐに眠りにつきました。
眠る前の一瞬、こう思ったのを覚えています。
わかった、わかったよりく。
君は変えたいんだろ、このクソ退屈な毎日を。
ならゆっくり教えてくれよ。お前が何をしようとしてるのかをさ。
俺は映画監督とか小説家とかさ、自分の哲学とか価値観とかをいろんな形で発信していきたいんだ。
それで、俺を面白がってくれるような奴らと死ぬまで面白いことがしたいんだけど、どうかな。
多分、似たようなことをお前も考えてるんじゃねぇかな。
この一晩が、激動の4か月を生み出すとは思ってもいなかった...こともないです。
なんとなく、ヤバイ予感はあったんです、正直。
読んでくださりありがとうございました!
時々epを書いてしこしこアップしていくつもりなので、よろしければシェアとか星とかお願い致します。