Knocks File 【雑談まとめ】 

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ep5「大学、やめねぇ?」...眠れないトーキョーナイト... &「泉鏡花に会いたい!!!」

こんばんは、soraです。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 

ところで今、泉鏡花がキテます。ちょこっと書かせてください。

 

↓鏡花先生。年上の女性によく可愛がられたとか...

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最近大学の講義で泉鏡花作品を彼の生い立ちから探るという研究をしていたのですが、彼は本当に面白い人間です(確信)。

彼は彫金師の父と芸術家の流れを汲む母という職人的かつ芸能的な家庭環境のもと育ちました。しかし、幼いうちに母親を失っているせいか、彼の作品には母像への切実な希求が見受けられます。(しかも結婚相手の名前が母親と同じ『すず』...) 

また、京都風の高度な都市的要素と北陸の風土らしい土俗的要素を併せ持つ石川県金沢市に生まれたことで、土俗的な世界における人外の存在への感受性も非常に高いです。

僕が一番面白いと思ったのはこの部分で、つまり彼は成人して作家として飯を食うようになっても、当たり前のように妖怪の類は存在すると考えていたことです。だから柳田國男が『遠野物語』を発表した時は狂喜して、すぐに「山姫はどこにおるのかね」と聞いたそうです。

僕も妖怪が大好きですがそれは結局、「当時の世情や人々の想像力があんなトンデモないフォルムのものを生み出した」という点で一番惹かれているからです。しかし、鏡花はその存在を信じ、心の底から恐怖していました(天井には必ず目張りをしていた)。周囲の人間はさぞ大変だったことでしょう。

でも、あれだけ能楽的で幻想的な小説を書くことができたのは、彼のそんなおかしな部分のおかげなんじゃないかな...。あぁ、とにかく、話してみたい!雑談したい!!

 

 

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↑僕のおすすめです!是非是非ご一読あれ!

 

さてさて本題に戻りましょう(汗)

 

花房氏や古書滝堂さんやりくとたくさんたくさんお話ししていく中で、ある突拍子もない考えが僕の頭によぎりました。

それはなんと「明日のテスト受けたくねぇ〜」です。

そんなこと普通の大学生なら絶対に考えないことですよね? だってあんなに苦労して頑張って入った大学なんですから、講義は受けたいものだし、テストはその成果を発揮するものなんですから。もし僕が当時同じ大学生の誰かに「テスト受けんわ」なんて言ったら冗談としか取られなかったことでしょう(すっとぼけ)。

 

冗談はさておき、その時は確かにこう思いました。↓

 

人生一度きり。俺が今一番したいことはこれ(knockerの雑談)。りくと二人で日本中の人と雑談して、知の巨人になる。それを映画か小説に起こしたい。なら、なんで大学に行く必要がある?どうして大学にあんな莫大なお金を払わなければならない?あそこは金持ちの行く場所なんじゃないか?

 

このことについてりくと10時間くらい話しました。

「俺は大学をやめる。」

彼は、すでに覚悟を決めていました。実際テストを切って東京に来たんですから。

そんなりくを見ながら、僕は自分の大学一年の生活を思い出していました。

 

最初の数ヶ月は...日本の首都はいかほどのものかとチャリで駆け回っていたな。あと、いろんな人と出会った。それから恋に恋していたのか、破滅的な自伝小説を書いたっけ。映画の脚本を何枚も書いては捨て書いては捨て。そういや声優事務所に入ったりもしたっけ...でもいい友達ができたりしたなぁ...ああ気づいたら一年も終わるんだなぁ...

 

...ってあれ、俺、もっと頑張れたんじゃないの???

せっかくの18歳、せっかくの大学費用、無駄にしてない俺?????

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気づいたら父親に電話していました。

父「もしもし」

愚息「あ、父さん?俺、大学辞めたい!

それから、なぜ自分が大学を辞めたいのか、大学を辞めてから自分がしたいことは何なのかを熱く語りました。

父「........」

しばらく無言が続きます。緊張です。と、突然、父親が壊れました。

父「ハァ?!〜〜〜あっはっはっはっはっ!!!」

愚息「あ、あの?」

父「ハハハハハハ」

愚息「いきなり×突拍子×寝耳に水で驚くのもわかるけど、マジだから!本気と書いてマジだから!!ねぇ!!!」

父「うんうん。...ッフッフッ」

悔しかったです。父親が笑っているから、ではありません。自分がまだまだ『子供』であると突きつけられた気がしたんです。これでも足りない頭をフル回転して出した結論なんやぞ!!!って。悔しくて、拗ねて、拗ねている自分が嫌で、僕も笑いました。

愚息「あはははははははッッ」

父「おい、お前なんで剣道と勉強ばっかしてきたんや」

愚息「......あ」

この一言で父親が何を言いたいのかがわかりました。

僕は小1から高3まで剣道と勉強しかしてきませんでした。道場は県内屈指できつかったし、中高の部活は文字どおり地獄でしかなかった。もともと身体能力が高い方ではなかった僕が、そんな全国トップレベルの選手たちの中でレギュラーの座を勝ち取るには、極限まで自分を鍛え、あとは頭を使うしかなかった。だからずっと勉強していたんです。剣道が辛いときは頭を使うように心がけ、勉強がしんどくなったら剣道の地獄を思い出して「たいしたことない」と自分に言い聞かせる。そんな僕を「才能のないやつの悪あがき」とか「二足のわらじを目指す典型的な失敗例」といろんな人から揶揄されました。時には、学校の先生にまで。

でも結果的には、レギュラーも、志望校も、掴んできました。

だから父親はこう言いたかったんだと思います。

「あれがしたいから、これは諦める。そっちはしんどいからこっちにしよう。そんな考えじゃ何も成功せんぞ。やれるだけのこと全部全力でやってから、取捨選択しろ」

悔しかったです。やっぱり親ってスゲェなと思いました。忘れちゃいけない大切なことを思い出させてくれる。

 

knockerも大学も小説も映画も恋愛も友情もなんもかんもひっくるめてやってやろうやないかい!と熱くなって、気づいたら朝になっていました。。。

 

とりあえず、寝ようかってりくと話していて気付きました。

 

「あ、今日学年末(試験)か。」

 

次回もお楽しみに〜〜

 

 

 

 

今日も読んでいただきありがとうございました〜〜

ep0はまた次の機会に!!コメント、シェア、どしどしお願いします!!