ep9「少年よ、寝袋を抱け。Ⅰ」東北日本酒蔵元ヒッチハイク巡りの旅!!
お久しぶりです、soraです。
最近更新が遅れてスンマセンでした...言い訳するつもりはございやせん...
さて、今日からは久しぶりにknockerJPNネタ。
りくと僕が一ヶ月半ぶりに感動の再会を果たしたのは、日本に帰ってきてから2日後(!)のことでした。びびったぜ。
実はその頃両親が東京に遊びに来ていたので、4人で飯食ったりしました。僕はバンクーバーがいかに素敵な場所であったかを熱弁するだけやったけど。
【アメリカで日本酒売りてぇ】
楽しい時間を過ごしながらも、りくと僕はknockerJPNの話で持ちきりでした。
『日本酒の定期配送サービスを海外で展開する』ためにはどうすればいいかをひたすら検討。まさに議論百出。その中には、こんな会話もありました。
空「カナダで日本酒の取材してきたやで」
りく「おう、どうやった」
空「日本酒を飲んだことがあるか? 頻度は? 日本酒についてどんなイメージを持っているか? 定期配送サービスがあったら利用したいか?とかな。」
りく「で、で、どうやった?」
僕は黙って取材メモを見せました。
りく「おお!やっぱ日本酒ブームやな!みんなよく飲むんやな。みんな好きって書いてるし!」
空「うん。でも...」
りく「あぁ...」
そう、取材した7名のカナダ人のうち『定期配送サービス』を利用したいと答えたのはたったの1人しかいなかったのです。
この事実を僕達はポジティブに捉えました。やっぱり定期配送サービスを利用したい人は絶対にいるんだ、と。だって僕は酒好きの人を選んだわけでもないのに、マンジットは『めちゃめちゃいい!!』と言っていたんだし。
しかしもちろん、似たようなサービスを提供する会社はすでにありました。
そこでKnockerJPNがどうやって差をつけていくか。
【職人をフィーチャーするんや!これや!!】
いろんな意見が2人の間を飛び交い、アイデアが生まれてはメモに溜まっていきました。
そんな時、りくが面白いことを言いました。
「付き合いでいった居酒屋にたくさんの日本酒があった。」
「それまで日本酒なんてどれも一緒だろうと思っていた。しかしそこの大将がある日本酒の成り立ちやそれを作っている人の話をした。」
「話を聞いた俺には、その日本酒はただの日本酒には思えなくなっていた」
面白い。面白いゾォ!
りく「これだ!!!!職人のエピソードを漫画と文章で表現して、それを酒と一緒に送る!!!冊子みたいにしてな。買った人が必ず職人のエピソードを読んでから酒を飲むように、箱を開けたら冊子が一番に出てくるようにする。appleみたいに!!!!!」
空「わかったぞ!!ファーストフードのお盆とかに入っとる生産者の声みたいなのに、よりフォーカスするんやな!!!!!あれ誰も読まんけどあれがもしめちゃめちゃおもろかったら、そりゃ面白いや!!!!!!」
りく「これは...いけるぞ!!!!!!」
空「いける...いける....」
りく「よっしゃぁああ!」
空「YEAHHHHHHHHHHHHHHH!!!!( ^ω^ )( ^ω^ )」
りく「そういやさ」
空「うん」
りく「空は作家になりたいとか言っとったな。雑談の時も放送作家やったし。小説も書きよるし」
空「ま、まぁなりたいけどなぁ...あ!!」
りく「はっはっは。任せた」
何をかくそう、この会話が『味わいをアートに』のきっかけなんです。生みの親なんです。
ここにknockerJPNのテーマが爆誕しました。
「数値化できない部分を、数値化できないことで表現する」
そうと決まれば、あとは何が必要か。
まずは企画書? 次にパトロン? いやいや金? いやいやいやコネ???
うるせー!ですよ。バカヤロー!ですよ。こっちにはそんな暇がねぇんだ!
怒れる僕たちは、東北の日本酒蔵元を回って、一個でも多くの職人のエピソードを聞き出すことにしました。ヒッチハイクで。
今日も読んでくださりありがとうございました!
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【おすすめ本紹介!】
これも中学校の頃から読みたくて読みたくて、先日50円で購入しました。もうあらすじなんて書かなくてもみなさん読んでるかもですね。
さらっと読んでイラッとくるぐらいドチャクソ面白かった。めちゃんこおすすめです。